【特定保健指導】初回面談でうまくコミュニケーションを取る方法3選

初回面談

こんにちは~!
うしあやです。

コミュニケーションがうまく取れなくて面談がうまくいかない、、

悩みますよね。私の経験から突破口をお伝えします!

 
こんな悩みを抱えた方にお勧めの記事です!
  • 面談の時、なんだか会話が一方通行で伝わっているか不安
  • 対象者さんがあまり聞き取りに協力的じゃないと感じる
  • 対象者さんが何を考えているか全然わからないよ~!
 

 

面談のとき、結構最初にぶち当たる壁として上記の不安を感じたこと、あると思います。

私もたくさん悩んで、日々トライ&エラーを繰り返していきました。

そうして感じたことは
「全員違う人間なんだ。全員を同じ言い方・伝え方で面談するのはロボットと一緒だ!!」
ということです。

いや、そりゃそうやろ!
って思った方、すみません。


私は特保面談を始めた当初、ロボットのように同じ言い方・同じ流れで
聞き取りをして目標決定までしていました。

正確に言えば、「同じ言い方・同じ流れ」は悪いわけではありませんが、
使い分けることで劇的に対象者さんの参加時の表情が変わっていきました。

今回は、面談でスムーズにコミュニケーションがとれるようになる方法3選を紹介します!

面談で上手なコミュニケーションをとる方法3選

特定保健指導の内容を説明するとき

面談序盤、めちゃくちゃ大事です!

最初に過去に特保参加したことがあるかどうかを確認することでも、
そのあとの言い方が変わってきます。

1.以前特保に参加したことがある場合

去年も参加している方に、1から全て説明すると
(もうだいたいわかっているのに、、毎回同じ説明をされるなあ)
と感じて、それが不信感となるかもしれません。

なので、確認ができるなら事前に以前特保に参加したかどうかを確認しておきましょう。

また、以前参加していても
・階層化(積極的支援・動機づけ支援・動機づけ支援相当)
・特保実施期間(3か月後、〇月頃で終了する)
は伝えることは必須ですね。

それ以外のことなどは、対象者さんに直接
「以前特保にご参加されたことがあると思いますが、内容などは覚えていますか?」
ということを聞いて、どこまで説明が必要かを状況を確認して説明をしてください。

ポイントは
「気持ち・理解度などは対象者さんに直接質問をして理解度を確認しながら説明をする」
ということです。

こちらが調べて分かることは事前にしっかり確認し、
「〇〇でしたよね」などと一声かけることで(わかってくれてるんだな)と思ってもらえる確率が上がります。

2.特保初参加の場合

こちらの場合は、しっかりと最初からの説明が必要ですが、自分で調べたり他の方から聞いたりして自分なりに特保に対するイメージを持っている方もいます。

なので、最初に
「特定保健指導という言葉、聞いたことがありますか?」
「特定保健指導ってどんなイメージがありますか?」
と質問して現在の理解度やイメージを確認しておくと、こちらからも説明もしやすいです。

よく言われるのは
「でぶだから痩せろってことでしょ?」
という言葉。

困ってしまう方もいると思いますが、私はこうやって説明しています。

「お腹の中の内臓周りについている摘まめない脂肪を内臓脂肪といいますが、その脂肪が多いと糖尿病や心筋梗塞・脳梗塞などなるリスクが高くなることがわかっています。
 なので、今後〇〇さんがそうならないようにするにはどうしたらいいか、ということを相談させて頂く時間です」

と説明しています。

初めての方は、何をするのか、怒られるのかなどすごく警戒している方が多いです。
初めての方の時ほど、対象者さんの気持ちを確認しながら説明して
「あなたを少しでも手助けしたいんです!」という気持ちでお話しましょう!

食生活・運動習慣などを聞き取るとき

この場合も、以前面談に参加されている場合と初参加の場合でちょっと聞き方が違います。

以前参加されていて、聞き取り内容が残っている場合は
「以前参加されたときは、(聞き取り内容を要約して読み上げる)という内容だったと思いますが、この内容から何か変わっていることなどありますか?」
と対象者さんが説明する手間を少しでも省けるように聞けるとGoodです!

初参加で、初めて聞き取りを行う場合ですが、
ある程度「これを聞き取る」という内容が決まっている場合もあるかもしれませんが
聞き取りをしながら、対象者さんの生活を頭で思い浮かばせながら質問していきましょう。

その時に大事なのが、淡々と聞き取るのではなく感情を入れながら聞き取ることです。

例)
夜勤と日勤がシフト制の方
「生活リズムが崩れやすくなりますよね。どのくらい寝れていますか?」
と心配しながら睡眠時間を聞き取る

一人暮らしで帰宅が10時、その後夕食を食べる
「遅くまで頑張られているんですね。そのあとだと、自分で夕食を作るのは大変ですよね?」
と夕食は外食か自分で作っているかを確認

時間がなかったり、食生活などが一定でない方などには
「ご自身のお食事や運動状況などで、ここがあまりよくないなと感じていたりできれば直したいと思っていることなどありますか?」
と質問して、そこだけに焦点を当てるやり方もあるので、別記事で解説します。

 

目標を決めるとき

このとき、どのように対象者さんと相談していますか?

私は、まずこんな質問をします。
「どのくらい減量したいか、または健康のために実行したいと思っていることなどありますか?」

目標は、対象者さん本人が決めた目標が一番頑張れると経験上思います。
なので、この質問をして対象者さんが考えていることがあるか、などを確認します。

答えてくれて、目標として立てても大丈夫そうであれば
「とてもいいと思います!それをすることで3か月で〇kg減、また血糖値の改善にも効果的ですよ」
など対象者に合わせてその目標の実行を後押しすることを伝えています。

もしも、悩んでしまったり特になさそうであれば
「お話を聞いていて、私からいくつかご提案があるのですが~」
と何個か本人が実行できそうで減量や数値改善にも効果的なことを伝えて
「この中で、これだったらできそうかも!と思うものはありましたか?」
と対象者さんにできることなどを選んでもらいます。

ここでも大切なのは
対象者さんに目標を決めてもらい、こちらからは押し付けない
ということです。

なかなか目標が決まらない場合や、人によってはこちらが決めてもよいパターンもありますが、
そこはどんな対象者さんか、時間がどうかなどで判断してください。

 

まとめ

 

いかがでしたか?

今回は、うまくコミュニケーションをとりながら面談をする方法3選をお伝えしましたが
全体的なコミュニケーションを円滑にする方法は
対象者さんに興味を持ち、合いの手を入れて気持ちを質問していく
ということです。

病院で、看護師さんなどに自分の病状を話すときに
「そうなんですね、それは辛かったですね」
などと言ってくれる方と、
辛い状況を説明しても淡々と
「わかりました。それでは少しお待ちください」
と特に何も言われなかった方では、どちらが安心したり、お話したり信頼できると思いますか?

きっと多くの方が、最初の気持ちに寄り添ってくれる看護師さんのほうが信頼でき、いろいろ話したい!と思うのではないでしょうか。

特保の面談でも、同じだと思います。

この記事が、特保で悩む管理栄養士さんや保健師さんの助けに少しでもなれば幸いです!

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